VPNをオンにしているのに、なぜか本当のIPアドレスがバレてしまう——その原因のひとつがIPv6リークです。少し専門的に聞こえますが、たとえで考えればスッと理解できます。対策もかんたんなので、あわせて押さえておきましょう。

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初心者さん
IPv6って言葉は見たことありますが、リークって何が漏れるんですか?
👨‍💻
編集部
ざっくり言うと、新しい住所のシステム(IPv6)が、VPNのトンネルの外を通ってしまうことがあるんです。順番に見ていきましょう。

そもそもIPv4とIPv6って?

インターネット上の「住所」にあたるのがIPアドレスです。長く使われてきたのがIPv4、そして住所が足りなくなってきたため登場したのがIPv6という新しい規格です。

今は多くの回線でIPv4とIPv6の両方が使われています。ここが盲点の入り口。VPNによってはIPv4の通信だけをトンネルで守り、IPv6の通信を素通りさせてしまうことがあるのです。IPアドレスの基本はIPアドレスとはでも解説しています。

なぜIPv6で“漏れる”のか

VPNは、通信を暗号化してトンネルの中を通す仕組みです。ところが、VPN側がIPv6に対応していないと、IPv6の通信だけがトンネルの外の道を通ってしまいます。

その結果、IPv4は隠せているのに、IPv6経由であなたの本当のIPアドレスや大まかな地域が相手のサイトに伝わってしまう——これがIPv6リークです。せっかくVPNを使っていても、片方の扉が開けっ放しになっているイメージです。

ポイント: IPv6リークは「VPNが効いていない」わけではなく、「守る範囲に抜けがある」状態。だからこそ気づきにくいのです。
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初心者さん
VPNオンだから安心、と思い込んでいました……。
👨‍💻
編集部
多くの人がそうです。だからこそ一度だけ確認しておくと安心ですよ。

IPv6リークを確認する方法

確認はむずかしくありません。VPNをオンにした状態で、次の手順を試してみましょう。

確認の手順
  1. VPNを接続する
  2. 「IPアドレス確認」ができるサイトを開く
  3. 表示されたIPが、VPNサーバーの国のものになっているかを見る
  4. 自分の本当の地域や回線名が出ていないかを確認する

もし自分の住んでいる地域や契約回線の情報が出ていたら、リークの疑いがあります。似た盲点としてDNSリークもあるので、DNSリークとはもあわせて確認しておくと万全です。

IPv6リークの対策

対策は、大きく分けて2つの方向があります。

対策内容
IPv6対応のVPNを使うIPv6の通信もトンネルで守れるVPNを選ぶ
IPv6リーク保護をオンにするアプリの設定でリーク防止機能を有効化する
端末側でIPv6を無効化OSやルーターの設定でIPv6をオフにする(上級者向け)

一番かんたんで確実なのは、リーク保護機能を備えたVPNを選ぶことです。多くの信頼できるVPNは、標準でIPv6リーク保護やキルスイッチを備えています。VPN選びの基準はVPNの選び方も参考にしてください。

キルスイッチも合わせて有効に

リーク対策とセットで頼りになるのがキルスイッチです。VPNが切れた瞬間に通信を止めてくれるので、切断中に素のIPが漏れる事故を防げます。

IPv6リーク保護で“抜け道”をふさぎ、キルスイッチで“切れたとき”を守る。両輪でそろえておくと安心です。くわしくはキルスイッチとはをどうぞ。

なぜIPv6リークを気にすべきなのか

「少しくらい地域が漏れても平気では?」と思うかもしれません。ですが、IPアドレスからはおおよその居住地域や契約している回線事業者が推測できます。せっかくVPNで身元を隠しているつもりでも、IPv6経由で素の情報が伝わってしまえば、その努力が半減してしまいます。

とくに、プライバシーを重視してVPNを導入している人にとっては見過ごせない問題です。VPNを使っている“つもり”なのに、実際には片方の通信が守られていない——この“思い込みの安心”こそが、いちばん危ういのです。

幸い、確認も対策もむずかしくありません。この記事の手順で一度チェックし、リーク保護機能をオンにしておけば、あとは安心して使い続けられます。導入直後に一度だけ点検する——これを習慣にしておきましょう。

チェックは導入時と回線変更時に

IPv6リークの確認は、VPNを導入したときと、自宅の回線やルーターを変えたときに行うのがおすすめです。回線環境が変わるとIPv6の扱いも変わることがあるためです。

いちど確認して問題がなければ、あとは基本的に守られ続けます。節目でのチェックを習慣にしておけば、気づかないうちに抜け道ができる事態を防げます。

なお、リークの確認ができるサイトはいくつもありますが、大切なのはVPNをオンにした状態で見ることです。オフのまま見ても本来のIPが出るのは当然なので、必ず接続した状態で、表示される国・地域・回線名が“意図した通り”かを確かめてください。少しの手間で、大きな安心が手に入ります。

よくある質問

Q. IPv6を無効にしても普段のネットは使えますか?

A. 多くの環境では問題なく使えますが、一部のサービスでIPv6を前提にしているものもあります。まずはVPN側のリーク保護機能を使うのがおすすめです。

Q. 有料VPNなら必ず対応していますか?

A. すべてではありません。契約前に「IPv6リーク保護」の有無を確認すると安心です。

まとめ:守る範囲の“抜け”をふさごう

IPv6リークは、VPNの守りにできた小さな抜け道です。一度確認して、リーク保護機能のあるVPNを選べば防げます。DNSリークやキルスイッチとあわせてチェックし、隙のない状態をつくりましょう。

リーク保護つきのVPNを選ぼう

IPv6リーク保護・キルスイッチ対応のVPNなら、うっかり漏れも防げます。

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