見慣れたサイトを見ていただけなのに、ウイルスに感染した——。その原因が広告だったというケースがあります。「マルバタイジング(不正広告)」と呼ばれる手口で、大手サイトでも起こり得ます。仕組みと防ぎ方を知っておきましょう。

👩
初心者さん
ちゃんとしたサイトの広告なら、安全だと思っていました……。
👨‍💻
編集部
広告は多くの業者を経由して表示されるので、その途中に悪意が紛れ込むことがあるんです。仕組みを知れば防げますよ。

マルバタイジングとは?

マルバタイジングとは、ネット広告の仕組みを悪用してマルウェアを配布する手口のこと。「Malware(マルウェア)」と「Advertising(広告)」を組み合わせた言葉です。攻撃者は正規の広告配信ネットワークに不正な広告を紛れ込ませます。

こわいのは、信頼できる大手サイトでも表示され得るという点。サイト運営者自身も気づかないうちに、危険な広告が読者に届いてしまうことがあるのです。

ポイント: 「怪しいサイトだから危ない」とは限りません。広告は外部から差し込まれるため、普通のサイトでも起こり得ます。

どうやって感染するの?

手口は大きく2つ。ひとつは広告をクリックすると偽サイトへ誘導され、そこで危険なファイルを入れさせるパターン。もうひとつは、クリックしなくても、広告が表示されただけで攻撃を試みるパターンです。

よくある誘導パターン
  • 「ウイルスに感染しました」と偽の警告を出す
  • 「今すぐ更新」と偽のアップデートを促す
  • 豪華賞品や割引で急かしてクリックさせる

特に多いのが、偽の警告で驚かせる手口。落ち着いて対処すれば大丈夫です。詳しくは偽のウイルス警告で解説しています。

👩
初心者さん
急に警告が出たら、あわてて押してしまいそうです。
👨‍💻
編集部
そこが狙いなんです。“急かす表示ほど疑う”を合言葉に、まず手を止めましょう。

被害を防ぐための対策

今日からできる対策
  1. ブラウザとOSを常に最新に保つ
  2. 広告の警告や当選通知を安易にクリックしない
  3. ソフトは公式サイト・公式ストアから入れる
  4. 広告ブロック機能を活用する

特に効果的なのが、ソフトを最新に保つこと。マルバタイジングは古いソフトの弱点を突くため、更新しておくだけで防げる攻撃が多いのです。加えて広告表示を減らす工夫も有効です。

対策効果
ソフトの更新弱点を塞ぎ攻撃の成功率を下げる
広告ブロックそもそも不正広告を表示させない
冷静な判断偽警告のクリックを防ぐ

VPNの広告トラッカー対策も役立つ

一部のVPNには広告やトラッカー、危険なサイトをブロックする機能が付いています。これを使うと、不正広告や誘導先へのアクセスをある程度防げます。マルバタイジング対策の“もう一枚の壁”として役立ちます。

機能の詳細はVPNの広告・トラッカーブロックで解説しています。ただし万能ではないため、更新と冷静な判断が土台であることは変わりません。

注意: 「ウイルスを削除するには電話を」といった表示は詐欺の可能性大。表示された番号に電話したり、指示どおりソフトを入れたりしないようにしましょう。

よくある質問

Q. 広告を見ただけで感染しますか?

A. ソフトが最新ならリスクは大きく下がります。感染は多くが古い弱点を突くため、更新を怠らないことが最大の防御になります。

Q. 広告ブロックは入れて大丈夫?

A. 信頼できる提供元のものを選べば有効な対策です。ただし偽の広告ブロッカーもあるため、公式ストアや評判を確認して導入しましょう。

まとめ:普通のサイトでも油断しない

マルバタイジングは、大手サイトでも起こり得る広告経由の攻撃です。ソフトを最新に保ち、急かす表示を疑い、広告ブロックを活用する——この3つで大きく防げます。落ち着いて対処する姿勢を身につけましょう。

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