目次
VPNをオンにしたら、急に自宅のNASやプリンタにつながらなくなったという経験はありませんか?これはVPNの仕組み上よくあること。原因を知れば、ちゃんと両立させる方法が見えてきますよ。
なぜVPN中はLAN機器につながりにくいの?
VPNをオンにすると、あなたの通信はすべて暗号化されてVPNサーバー経由で流れます。すると端末は「外のインターネットへ行く道」ばかりを見るようになり、同じ家の中にあるNASやプリンタ(LAN内機器)への道を見失いやすくなるのです。
NASやプリンタはプライベートIPアドレスという“家庭内専用の住所”を持っています。VPNがすべての通信を外へ送ろうとすると、この家庭内の住所へたどり着けなくなる、というわけです。
解決策1:ローカルネットワーク許可をオンにする
多くのVPNアプリには「ローカルネットワークへのアクセスを許可」という設定があります。これをオンにすると、VPN接続中でも同じLAN内の機器へアクセスできるようになります。
- VPNアプリの「設定」や「詳細設定」を開く
- 「ローカルネットワーク」「LANを許可」といった項目を探す
- スイッチをオンに切り替える
解決策2:分割トンネルを使う
もうひとつの方法がスプリットトンネリング(分割トンネル)。特定のアプリや通信だけVPNを通し、それ以外は通常のネットワークを使う機能です。NAS管理アプリなどをVPNの対象外にすれば、スムーズにアクセスできます。
仕組みをもっと知りたい方はスプリットトンネリングとはでくわしく解説しています。うまく使い分けると、セキュリティと利便性を両立できます。
外出先から自宅の機器へつなぎたいとき
「自宅の外から、家のNASやPCへアクセスしたい」という場合は、少し話が変わります。この用途では、自宅のルーター側でVPNを構築する方法や、メッシュ機能を使う方法が向いています。
| やりたいこと | 向いている方法 |
|---|---|
| 家の中でNAS/プリンタを使う | ローカルネットワーク許可・分割トンネル |
| 外出先から自宅機器へ | ルーターVPN・メッシュ機能 |
外からのアクセスはVPNルーターの設定やメッシュネット機能が参考になります。用途に合わせて選んでください。
よくある質問
Q. ローカル許可をオンにすると危険ですか?
A. 自宅の信頼できるネットワークなら、基本的に問題ありません。ただしフリーWi-Fiなど不特定多数がいる環境では、オフにしておくほうが無難です。
Q. 設定しても使えないときは?
A. 一度VPNを切って通常どおり使えるか確認しましょう。使えるならVPN設定側、使えないなら機器やWi-Fi側の問題です。切り分けて原因を探ると解決が早まります。
まとめ:道を戻せば、両立できる
VPN中にLAN機器へつながらないのは、通信の行き先が変わっただけ。ローカルネットワーク許可や分割トンネルを使えば、安全性を保ったまま自宅の機器も快適に使えます。用途に合わせて設定を選んでいきましょう。












