「IPアドレス」という言葉、聞いたことはあっても、何なのかと聞かれると説明しづらいですよね。これはネット上の“住所”のようなもの。仕組みを知れば、VPNが何を隠してくれるのかもスッと理解できます。

👩
初心者さん
IPアドレスって、そもそも何のためにあるんですか?
👨‍💻
編集部
ずばり「データの届け先を示す住所」です。郵便でたとえると分かりやすいですよ。

IPアドレスとは?住所のたとえで理解する

IPアドレスとは、インターネットにつながる機器に割り当てられる“番号の住所”です。あなたがサイトを見るとき、サイトからのデータは、このIPアドレス宛てに届けられます。

郵便にたとえると、手紙(データ)を正しく届けるための「宛先住所」。住所がなければ、データはどこに送ればいいか分かりません。だから、ネット通信には欠かせない仕組みなのです。

ポイント: IPアドレスは便利な一方で、「どこから・誰がアクセスしているか」のヒントにもなります。ここがプライバシーと関わってきます。

IPアドレスから何が分かるの?

IPアドレスだけで個人の名前まで特定されることは通常ありませんが、次のような情報の手がかりにはなり得ます。

IPから推測され得ること
  • おおまかな地域: どの国・地域からのアクセスか
  • 使っている回線: プロバイダの種類など
  • 行動の追跡: 同じIPからの閲覧をひも付けられる

つまり、IPアドレスがそのまま見えていると、行動を追跡される手がかりになることがあるのです。

なぜVPNでIPアドレスを隠せるのか

ここでVPNの出番です。VPNに接続すると、通信は一度VPNサーバーを経由します。すると、アクセス先のサイトからは「VPNサーバーのIPアドレス」が見えるようになります。

あなたの本当のIPアドレスは隠れ、代わりにサーバーの住所が表に出る——だから「IPを隠せる」のです。郵便でいえば、差出人の住所を“私書箱の住所”に置き換えるイメージです。

👩
初心者さん
なるほど、私書箱!本当の住所が見えなくなるんですね。
👨‍💻
編集部
まさにそれ。だから追跡されにくく、地域も切り替えられるんです。

IPを隠すとどんな良いことがある?

効果うれしいポイント
追跡されにくい行動をひも付けられにくくなる
地域の切り替えサーバーの国を選べる
プライバシー保護本当の所在地が表に出にくい

海外コンテンツの視聴に応用できるのも、この仕組みのおかげです(海外動画視聴の記事へ)。

知っておきたい注意点

注意: IPを隠しても、自分でアカウントにログインすればそのサービス上では特定されます。「IPを隠す=完全な匿名」ではない点に注意しましょう(できること・できないことへ)。

グローバルIPとプライベートIP

もう少し知りたい方へ。IPアドレスには大きく2種類あります。外向きの住所と、家の中の住所のような関係です。

2種類のIP
  • グローバルIP: インターネット上での住所(外向き)
  • プライベートIP: 家庭やオフィス内の機器の住所(内向き)

VPNで隠れて切り替わるのは、主に外向きのグローバルIPのほうです。難しく感じたら、「外から見える住所が変わる」とだけ覚えておけば十分です。

👩
初心者さん
外向きの住所が変わる、と覚えておけばいいんですね。
👨‍💻
編集部
ばっちりです。それだけ分かれば、VPNの効果も納得できますよ。

自分のIPアドレスを確認してみよう

「自分のIPアドレスって、今どうなっているの?」と気になったら、確認するのはとても簡単です。インターネット上には、アクセスするだけで現在の自分のグローバルIPアドレスを表示してくれるページがいくつもあります。

面白いのは、VPNに接続する前と後で見比べてみること。接続前は自分の回線のIPや、おおまかな地域が表示されますが、VPNに接続すると、表示が「VPNサーバーのIP」や「選んだ国の地域」に変わります。これを実際に目で見ると、「IPが隠れている」という感覚がぐっとつかめます。文章で理解するよりも、表示が切り替わる様子を一度自分の目で見たほうが、何倍も納得できるはずです。

やってみると分かる: VPNオン・オフで表示される地域が変わるのを確認すると、IP切り替えの仕組みが体感的に理解できます。
👩
初心者さん
自分で見比べられるんですね。やってみたくなりました!
👨‍💻
編集部
ぜひ。“百聞は一見にしかず”で、仕組みが一気に腑に落ちますよ。

IPv4とIPv6、何が違うの?

IPアドレスをもう少し深掘りすると、「IPv4」「IPv6」という言葉に出会うことがあります。難しそうですが、要は住所の“表記ルール”が2種類あると考えれば十分です。

種類特徴イメージ
IPv4古くから使われる表記。数に限りがある従来からの住所表記
IPv6新しい表記。使える数が桁違いに多い新しく拡張された住所表記

インターネットにつながる機器が世界中で爆発的に増えたため、住所が足りなくなりつつあるのがIPv4。それを補うために登場したのがIPv6です。利用者として細かい違いを覚える必要はありませんが、「新旧2つの住所ルールが併用されている」と知っておくと、設定画面などで戸惑わずに済みます。多くのVPNは両方の形式に対応しており、ふだんは自動的に処理されるため、利用者が意識する場面はほとんどありません。「住所の表記が2通りある」とだけ頭の片隅に置いておけば十分でしょう。

よくある質問

Q. IPアドレスから個人を特定できますか?

A. 通常、一般の人がIPだけで個人名まで特定することはできません。ただし、おおまかな地域や行動の手がかりにはなり得ます。

Q. IPを隠すと不便になりませんか?

A. ふだんの利用ではほとんど影響ありません。むしろ追跡されにくくなるなどのメリットがあります。

まとめ:IPは“住所”、VPNは“私書箱”

IPアドレスはネット上の住所。VPNはそれを“私書箱の住所”に置き換えることで、あなたの本当の所在を隠してくれます。仕組みがわかれば、VPNの便利さもより納得できますね。基本はVPNとは?もあわせてどうぞ。

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